きのこや松下
松下 進
きのこ一筋50年の歴史を持つ「きのこや松下」の二代目。
かつて「幻のきのこ」と呼ばれたハナビラタケの人工栽培に18年前から取り組み、現在はその高い栄養価を凝縮したサプリメントを通じて、がん患者の方やそのご家族、そして大切なペットの健康維持をサポートしている。
単なる生産者にとどまらず、「菌のスペシャリスト」として、安心・安全で「本物」の製品を届けることに情熱を注いでいる。
はなびらたけ専門農家 きのこや松下
CONTENTS
[βグルカン]
ベータグルカンの含有量を食品・きのこ別に比較し、水溶性・不溶性の違いや構造による質の違いを解説。含有量の数字だけに惑わされない選び方と、はなびらたけの特徴もわかりやすくまとめました。
健康食品を調べていると、必ずといっていいほど目にする「ベータグルカン」。とくにその含有量を気にして商品を比べている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ベータグルカンの基本的な性質から、食品やきのこごとの含有量の違い、そして数字だけでは分からない「質」の見方までをわかりやすく整理します。焦らず、自分に合ったものを選ぶための材料としてお役立てください。
ベータグルカンは、きのこや穀物、酵母などに含まれる成分として知られています。まずはその正体と、食品としての性質について基本を押さえておきましょう。
ベータグルカンは、ブドウ糖(グルコース)がたくさんつながってできた多糖類の一種です。人の消化酵素では分解されにくいため、食物繊維の仲間として扱われます。
消化されずに大腸まで届くという性質が、食物繊維としての特徴です。同じ「ベータグルカン」でも、原料によって構造や性質が異なる点は覚えておきたいところです。
なお、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の食物繊維の目標量を1日25g以上としています。一方で、日本人成人の摂取量の中央値は13.3g/日と報告されており、日常の食事では不足しやすい成分です。
出典 日本人の食事摂取基準(2025年版)策定検討会報告書 炭水化物(PDF)|厚生労働省 mhlw.go.jp
ベータグルカンは、きのこ・穀物・酵母などに含まれる多糖類として、国内外の大学や研究機関で長く研究の対象となってきた成分です。どのような構造を持ち、食品としてどう扱えるのかについて、現在も報告が重ねられています。
研究は現在も続いている段階で、分かっていないことも多く残されています。ベータグルカンは食品に含まれる成分であり、特定の効果をお約束するものではないことを、あらかじめお伝えしておきます。
食物繊維であるベータグルカンは、人の消化酵素で分解されずに大腸まで届く成分として一般に説明されています。いわゆる腸活に関心のある方が注目するのも、この性質があるためです。
また、大麦やオーツ麦など穀物由来の水溶性ベータグルカンについては、食後の血糖やコレステロールに関する機能性表示食品としての届出事例があります。一方、はなびらたけなどきのこ由来のベータグルカンは水に溶けにくいタイプが中心で、これらの報告とは別のものです。同じ「ベータグルカン」という名前でも、由来によって扱いが異なる点にご注意ください。
出典 健康機能性に優れる大麦研究の現状 4 大麦β-グルカンの機能性と機能性表示食品 | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター jglobal.jst.go.jp
出典 機能性表示食品について|消費者庁 caa.go.jp
ベータグルカンについては、構造や性質、食品としての利用に関する研究が国内外で進められています。一方で、どのくらいの量をどれだけ続ければよいかなど、まだはっきりしていない部分も少なくありません。
私たちは、こうした「分かっていること」と「分からないこと」を切り分けてお伝えしたいと考えています。過度な期待をあおるのではなく、事実に基づいて選んでいただくことを大切にしています。
ベータグルカンを比べるとき、多くの人が「含有量が多いほど良い」と考えがちです。しかし実際には、原料による種類や分子の構造の違いも重要です。ここではその「質」の部分を見ていきましょう。
ベータグルカンは、大きく分けて水に溶けやすいタイプと溶けにくいタイプがあります。大麦やオーツ麦などの穀物由来は水溶性が多く、水に溶けると粘り気を出す性質が知られています。
一方、しいたけやまいたけ、はなびらたけといったきのこ由来は水に溶けにくいタイプが中心で、穀物由来とは構造が異なる成分として研究されてきました。目的によって向き不向きがある、というイメージです。
きのこ由来のベータグルカンでとくに注目されるのが、分子のつながり方です。まっすぐな鎖状のβ-1,3グルカンに、枝分かれ構造をもつβ-1,3/1,6グルカンがあります。
この枝分かれ(1,6結合)の多い構造は、直鎖型とは性質が異なることが構造解析の研究で報告されています。つまり、同じ量でも、由来や構造が違えば別の成分として扱われます。
出典 ハイドロゲル形成時のキノコ由来β-グルカンの構造変化|オレオサイエンス 26巻6号(2026) jstage.jst.go.jp
以上のことから、「含有量◯mg」という数字だけで優劣を判断するのは早計だといえます。どんな原料の、どんな構造のベータグルカンなのか、そしてはなびらたけ以外の原材料が入っていないか、という視点が欠かせません。
数字は大切な目安ですが、それがすべてではありません。次の章では実際の含有量を比較しながら、この「質」の視点もあわせて考えていきます。
ここからは、身近な食品ごとのベータグルカン含有量の傾向を見ていきます。数値は品種や測定方法によって幅がありますので、あくまで比較のための目安としてご覧ください。
穀物では、大麦やオーツ麦が代表的なベータグルカン源です。これらは水溶性のタイプが中心で、日常の食事に取り入れやすいのが魅力です。
パンやシリアル、ごはんに混ぜるといった形で無理なく続けやすい一方、きのこ由来とはタイプが異なる点に注意が必要です。
具体的な数値の一例として、食用オオムギ品種「シュンライ」を対象にした研究では、β-グルカン含有率が4.4%と報告されています。ただし同じ研究では、含有率が品種や栽培条件、施肥法によって変動することも示されています。
出典 食用オオムギ品種シュンライにおける硝子率とβ-グルカン含有率の変動要因解析と施肥法による両品質の制御|日本作物学会紀事 90巻2号(2021) jstage.jst.go.jp
きのこ類は、穀物とは構造の異なるベータグルカンを含む食品です。種類ごとの含有量の傾向を、目安として表にまとめました。

この中でも、はなびらたけは、乾燥重量あたりのベータグルカン割合が高いことが報告されているきのこです。枝分かれ構造を含む点も特徴とされています。
パン酵母などの酵母由来ベータグルカンも、サプリメントとして利用されています。こちらはきのことは構造がやや異なり、独自の研究が進められている分野です。
このように、ベータグルカンは幅広い食品に含まれますが、種類・構造・原材料の組み合わせによって特徴が大きく変わることが分かります。
含有量だけで並べると、きのこ類、とくにはなびらたけが上位に来る傾向があります。しかし前章で触れたとおり、大切なのは「どんな由来・構造のベータグルカンを、どんな原材料構成で摂れるか」です。
含有量ランキングは入り口として役立ちますが、その先で構造や原料の素性まで見ることで、初めて自分に合った選択ができるといえます。
ここまでの比較で、はなびらたけがベータグルカン含有量の面で注目されていることに触れてきました。この章では、その背景と、選ぶうえでの実践的な視点を整理します。
はなびらたけは、乾燥重量あたりのベータグルカン割合が高いことが報告されているきのこです。研究では、はなびらたけから抽出した多糖類画分のβ-グルカン含量が、トリプシン処理後で64%、ろ過・透析後で90%以上と報告された例があります。また、枝分かれ構造を含む点も特徴とされています。
出典 ハナビラタケ由来多糖類のゲル形成と化学構造解析に関する研究|日本調理科学会大会研究発表要旨集(2019) jstage.jst.go.jp
含有量の多さと構造の両面を併せもつという点が、多くのきのこの中ではなびらたけが選ばれる理由のひとつになっています。
また、菌床栽培されたはなびらたけについては、水分・粗タンパク質・炭水化物・有機酸といった化学成分を分析した報告もあります。
出典 菌床栽培ハナビラタケの化学成分|日本きのこ学会誌 12巻4号 157-163(2004) jstage.jst.go.jp
サプリメントを比べるときに見落としがちなのが、原材料の中身です。市販のはなびらたけ関連商品の中には、ほかの栄養剤や添加物、充填剤を配合しているものも少なくありません。
はなびらたけ元気では、原材料ははなびらたけのみ。賦形剤・添加物は使用していません。表示上の含有量が同じに見えても、実際に摂れるベータグルカンの中身は変わってきます。

はなびらたけは、生でサラダに加えたり、加熱して料理に使ったりと幅広く楽しめます。腸活や生食に関心のある方には、生のはなびらたけも選択肢になります。
毎日続けたい方には、手軽に摂れるパウダーやサプリメントが便利です。無理なく生活に組み込める方法を、ご自身のペースで選んでいただくのがよいでしょう。
ベータグルカンを探す方の背景はさまざまです。ご自身の食生活を見直したい方、ご家族の毎日の食事を考えている方、腸活や生食に関心のある方、そしてペットの食事を気にかけている方もいらっしゃいます。
はなびらたけ元気では、人向けの製品に加えてペット向けのはなびらたけ製品もご用意しています。それぞれの状況に合わせて、押しつけず、焦らせず、ご自身で選んでいただけるようにと考えています。
なお、通院中・治療中の方や、服薬中の方は、必ず主治医や薬剤師にご相談のうえでお取り入れください。
ベータグルカンは、一度に大量に摂れば何かが劇的に変わるという成分ではありません。食品として、日々の食生活のなかで取り入れていくものです。だからこそ、含有量と同じくらい「続けられること」が大切になります。
どれだけ含有量が高くても、味が合わなかったり、価格や体調の都合で途中でやめてしまえば意味が薄れてしまいます。無理なく生活に馴染むかどうかは、実はとても重要な選び方の軸です。
はなびらたけ元気では、体調や事情に合わせて休めるお休み制度や、サブスクによる継続対応など、続けやすい仕組みづくりにこだわっています。焦らせず、お客様のペースに寄り添うことを大切にしています。
きのこ一筋の家族経営で、種菌製造から栽培・加工・販売までを一貫して行い、電話でのお問い合わせにも作り手が直接お答えします。分からないことは正直に「分からない」とお伝えする姿勢も、安心して続けていただくための土台だと考えています。
ベータグルカンは、きのこや穀物、酵母に含まれる多糖類・食物繊維です。含有量は選ぶうえで大切な目安ですが、水溶性か不溶性か、どんな構造か、そしてほかの原材料が入っていないかという「質」の視点も欠かせません。
きのこの中でもはなびらたけは、含有量と構造の両面で注目される存在です。そして毎日の食生活に取り入れるうえでは、無理なく続けられることが同じくらい大切になります。
はなびらたけ元気は、18年間はなびらたけと向き合ってきた専門店として、はなびらたけだけでつくったサプリと続けやすい仕組みをご用意しています。ご不明な点や自分に合うか迷われている方は、どうぞお気軽にご相談ください。無理な勧誘はいたしません。
どんな小さなことでも、専門スタッフが丁寧に対応いたします。
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